JAKUETS COMMUNICATION MAGAZINE
INUHARIKONEWS vol.23

未来は、あそびの中に。

思い、描く
あそびの新ルールは自由と未完成空間

どうはく幼稚園 様 三重県

三重県鈴鹿市にある学校法人古市学園どうはく幼稚園様。

この度、昭和52年(1977)創立当初から園庭にあった大型遊具の老朽化にともない、園児たちのために新しい遊具を作りたいとご相談をいただきました。ご提案することで提案からブラッシュアップ、完成後の園児たちの反応など副理事長先生と営業担当・設計担当者とともに振り返っていただきました。

stakeholders
(右から)
ジャクエツ 四日市店 平野 貴士
どうはく幼稚園 副理事長 古市 由紀子 先生
スペースデザイン開発課 竹内 さつき
スペースデザイン開発課 浅田 駿太

イメージから生まれる新たな空間

つみきのおしろ

見るだけでわくわくするつみきのようなカラフルなパーツ。
そして、つみきを積みあげていくように、はじめは小さな遊びでもあそんでいた子どもたちがあそびの経験を積み上げることで、より高い塔に挑戦し成長していってほしい。そんな願いを込めた「つみきのおしろ」。

Drawing
新遊具を製作するにあたり、ジャクエツが提案した初期イメージ図案

幼稚園に生まれる新たなストーリー
「どうはく号」から「どうはくタワー」へ

ー今回の遊具をジャクエツに任せていただいた理由をお聞かせください。

Chairman
副理事長 古市 由紀子 先生

副理事長先生
当園には創立当初から「どうはく号」という大型遊具がありました。幼稚園と共に子どもたちのあそびや成長を見守り続け、幼稚園のシンボルとして存在した「どうはく号」を作って下さったのがジャクエツさんでした。その老朽化にともなって新しい遊具の設置を検討することになったのですが、そういう経緯から新しい遊具でも力を貸してもらおうと思ったわけです。

既成の枠を超えたイメージの具現化

Sales Representative
平野 貴士(営業担当)

平野
今回のご依頼を頂いた際、副理事長先生により分かりやすく新遊具のイメージを膨らませていただけるよう、これまでジャクエツが手がけてきた大型遊具の設置リスト(主に公園に設置した遊具で実際に現地で確認することができるもの)をお渡しさせていただきました。

副理事長先生
そのリストを元に関西・東海・北陸エリアで10数カ所、いろいろな公園に足を運びました。当初は規格の遊具の導入を考えていたのですが、いろんな遊具を見るうちに当園に必要な遊具のイメージが湧き、平野さんの提案でオリジナルオーダーの方向で進めていくことにしました。

想いの詰まった手書きメモ

—設計段階でのやりとりについてはどうでしたか?

Design Engineer
浅田 駿太(設計担当)

浅田
副理事長先生からいただいたご要望は、まず第一に安全性。そして年少さんから年長さんまでのすべての園児が最大限に楽しめる機能を備えていることでした。

design

遊具に対する想いは細部に至り、最初のデザインを提案した際には副理事長先生の子どもたちのためのこだわりとアイデアがびっしりと手書きで記入されて返ってきました。用紙いっぱいに書かれた文字から新しい遊具にかける想いが伝わってきました。

「つみきのおしろ」22種類のあそび機能

同サイズ遊具の遊び機能は18種類ぐらいが一般的。今回ご提案した「つみきのおしろ」の遊び機能は22種類。通常より多くの遊び機能を盛り込むことで、「すべての園児が最大限に楽しめる機能を備えている遊び空間」を実現しました。

Building blocks
Log suspension bridge
丸太つり橋
panel
パネルくぐり
Escargol Net
エスカルゴネット
Tunnel passageway
トンネル通路
Ring Climb
リングのぼり
Counter Table
カウンターテーブル
Panel Play
パネルあそび
net_floor
ネットフロア
Tunnel Slider
トンネルスライダー
Swaying Bench
ゆらゆらベンチ
Made of ABS resin
腐食せずメンテナンスが容易なABS樹脂製。
Vinylon
ネットやロープには綿に似た感触を持ち安全性の高いビニロンを使用。
Drawing
高さのある部分はすべて屋根やネットで塞ぐことで万全の安全対策。

子どもたちの心躍る空間と彩色を

Vice President
副理事長 古市 由紀子 先生

副理事長先生
遊具の彩色も時間をかけて取り組んでいただきました。赤・青・黄・緑をバランスよく配置してほしいとのオーダーに何度も設計案を考えていただきました。

Design Engineer
竹内 さつき(設計担当)

竹内
大型遊具なので構成するパーツをユニット化する必要があり、それに応じてバランスよく配置するにはどのパーツをどの色にするか、あらゆる組み合わせを試行錯誤しました。パズルに挑むような感覚でしたね。

平野
何度も打ち合わせを重ねる副理事長先生と竹内さんのやりとりには連帯感が生まれ「最高の遊具を作ろう!」と想いを一つに取り組んでいました。

Color Patterns

想いを重ね 最高のものを作り上げる

竹内
これだけの大型遊具の設計は私にとって初めての経験であり、ベストを尽くすために「副理事長先生の想いはすべて受け止めて必ず叶えよう!」という気持ちで設計に取り組ませていただきました。今回のプロジェクトは私にとって大きな成長のきっかけになりました。遊具や子どもたちへの熱い想いを伝えて下さった副理事長先生に感謝しています。

想い描いた理想の遊具

Douhaku

副理事長先生
遊具を見ていくうちに、自分なりのこだわりが大きくなり、たくさん要望を伝えさせていただきました。すべてとは言わないまでも、できるだけ要望は叶えてもらいたいという気持ちがありました。ジャクエツさんにはそのすべてを叶えてもらい、思った通りの遊具を作り上げていただいたと思っております。

当園の教育の特色の一つに「望ましい体の形成」があります。力強く、粘り強く、そして身のこなしがたくみであることは、活動的・積極的な社会生活を送る上で欠かすことができません。その望ましい体づくりに「つみきのおしろ」は大いに役立っていることを実感しています。

完成した遊具を見て、子どもたちが大歓声をあげた光景が今でも忘れられません。保護者の方々や職員たちにも好評で、当園の思いにしっかりと応えていただけたことに深く感謝しています。本当にジャクエツさんにお願いして良かったと思っています。


2024年5月発行
発行:株式会社ジャクエツ
A2054-0110-15331